河北省文化庁訪問【中国文化の日本展開についての意見交換】

中山:本日は、日中平和友好条約締結から40周年というこのタイミングで、お会いできましたことを光栄に思っております。
梁副長官:我々も、日本の方々と中国の文化について議論できることを心から嬉しく思っております。また、はるばる日本から河北省までお越しいただきましてありがとうございます。

中山:早速ですが、河北省の文化遺産についてお話しいただけますでしょうか。
梁副長官:我々、河北省は北京から非常に近いところに位置しております。そういった背景もあり、中国の文化=(イコール)河北省の文化となるところが非常に多く見受けられます。特に我々どもの河北省の文化庁は、中国の歴史的な文化遺産を大変多く有しております。北京が中国の政治の街(中心)であるならば、我々、河北省は文化の街(中心)と言っても過言ではないと思っております。後ほど、我々の博物館を案内します。

中山:なぜ、今回我々に中国(河北省)の文化遺産を日本に展示しようとお考えになったのでしょうか。何か特別の想いがあってのことでしょうか。

梁副長官:もちろんです。我々の文化遺産は、中国では多くの方が知っているものではあると思いますが、世界の方々の誰もが知っている文化遺産とは、現在のところは言えません。だからこそ、政治・経済をはじめ多くの中国ブランドが『今』世界に名乗りをあげています。我々は、政治・経済だけはなく、中国の文化も世界に発信していきたいと考えおります。そして、日本とは、記念すべきこの年に我々の文化を日本の皆様にも届けたいと強く想い、このような場をセットさせて頂きました。

中山:中国の政治・経済における世界のポジションは、この数年での存在感が上がってきているのは間違いないと思います。その一方で、中国文化の世界での存在感はまだまだこれからというイメージですね。ただし、文化の場合は、単純に過去のものをそのまま展開すれば世界の人々が良いものと感じてくれるというかとそうではないと思います。文化には、さまざまなストーリーや歴史的な背景があり、それぞれの文化が産まれていると思います。だからこそ、目に見える河北省の文化遺産だけを伝えるのではなく、その文化遺産が出来たストーリーや背景を世界の方々に伝えていくことが大切なのではと考えております。

梁副長官:その通りだと思います。ぜひ我々の文化を日本の皆様にも伝わるようご尽力いただけることを願っております。