【越境EC】天猫国際が海外OTC医薬品の販売基準を明確化

 

コロナ禍で2020年の東京オリンピックの開催が延期されるだけでなく、出入国に厳しい規制がかけられました。そのことにより日本のインバウンド売り上げは大幅に減少してしまいました。多くのブランドやメーカーは越境ECで中国を始め、海外向けに活路を見出しインバウンドの穴埋めの期待をしていますが、それぞれの国によって法律が異なり、さらに各プラットフォームのルールも異なっていることがあります。

中国向けの越境ECで代表的なプラットフォームである、中国アリババのTmall International(天猫国際)が、9月8日より海外OTC医薬品の販売基準を制定しました。実は今までは海外OTC医薬品の販売基準は曖昧で販売できる商品とできない商品の基準が明確ではありませんでしたが、アリババが基準を明確にしたことにより、他のプラットフォームもこれに追随するものと思われます。以下はその概要です。

 

OTC医薬品とは、処方箋を必要としない医薬品のことで、消費者が薬局やドラッグストアで薬剤師のアドバイスを受けて購入するか、直接購入することができます。 市販薬(OTC薬)とは安全性が証明されている薬です。 日本の場合は第2類、第3類医薬品が適用されます。以下は天猫国際が海外OTC医薬品に対しての基準概要です。

 

商品見出しのルール

60文字以内で、ブランド名+医薬品の商品名+医薬品の一般名+仕様+その他関連する記述(製造地+どのような人が適用など);タイトルの内容は、医薬品のパッケージラベルや説明書の内容と一致する必要があります。タイトルに記載されている商品自体の説明は、商品に関する実際の情報とは関係のない言葉や記号が含まれていてはいけません。

 

セールスポイント記載のルール

40文字以内で、商品の主な効果やセールスポイントをまとめる必要があります。

備考:効果効能を紹介する際に、商品説明書に記載されている内容と一致しなければなりません。

 

掲載商品画像のルール

メイン画像は実物の画像を5枚アップしなければなりません。画像にはロゴ以外の透かしや空白があってはいけません。各画像のサイズは800px * 800px以上であることが必要です。

 

商品詳細ページの文章のルール

商品詳細ページでは、正確な中国語訳で、一般名称、商品名、成分、特性、作用、適応の症状、仕様、用量、副作用、禁忌、注意事項、薬物相互作用、メーカー、保管、包装、有効期限、実施基準、原販売国・地域の医薬品登録番号などの医薬品明細書の内容をアップロードする必要があります。詳細ページに次の注意事項を追加する必要があります:【市販薬なので、説明書をよく読み、指示された通りに使用するか、薬剤師のアドバイスで購入して使用してください】商品の説明は、真実を記載し、虚偽や誇張した内容を記載しないこと。禁忌や副作用は目立つように表示すること。ページには「薬を買って(無料で)薬を配る」などの宣伝をしないこと。

 

以上です。

 

今回公開された基準の概要、詳しい内容は以下よりご確認下さい。(中国語と英語のみ。)

https://rule.tmall.hk/rule/rule_detail.htm?spm=0.0.0.0.bRGJ0O&id=11002904&tag=self

越境ECとはいえ、特に医薬品については各国の法律や各プラットフォームの規制に十分に注意をしていないと罰せられる可能性がありますので、日々動向には目を向けるようにして下さい。