中国でアリババに次いでECプラットフォーム第2位「京東(JD.com)」の創業の日として毎年6月18日に開催される大型セール「618」。
W11(ダブルイレブン)に次ぐ中国ECの祭典となった618セールで一体何が売れたのかを、中国EC分析ツール「ミーエル」を使って調べてみました。
※調査期間:2021年5月23日~6月22日 ※6月18日を含む
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618セールの売上は5784.8億元(約9兆8,340億円)
今年の618セールの売上は5784.8億元、日本円でおよそ9兆8,340円となりました。
※2021年6月1日~18日までの売上となります。
まずは618セールが中国全体でどうだったのかというと、中国メディアの情報によれば、全国流通総額(GMV)は約10兆円となり、昨年よりも期間比で26.5%も伸びたとのことです。
618でもTMALL(天猫)が強い
各プラットフォームでの取引高を比べると、1位TMALL(天猫)、2位JD(京東)、3位ピンドゥオドゥオ(拼多多)。1位は、不動のTMALL(天猫)ですが、3番手にピンドゥオドゥオ(拼多多)が入っていることは、中国市場の幅広いエリア(2線都市以下)でも、ECの利用が伸びていることを示しているのがわかります。
618での人気カテゴリは、『家電』『スマホ』『アパレル』『化粧品』
化粧品関連などの女性向け商材は、よく売れ筋カテゴリとして上がってきますが、特に618では、家電・スマホなどのIT系商材も売れ筋カテゴリです。そこで今回は、この4つのカテゴリをより、詳細にミーエルで分析をしてみました。
TOP3カテゴリ『家電』『スマホ』『アパレル』をミーエルで分析
- 調査対象プラットフォーム:TMALL(天猫)調査期間:2021年5月23日~6月22日 ※6月18日を含む
- ランキング:販売数量(ブランド別に集計・合算)
カテゴリ分類については、下記の基準にて区分けしております。
- 家電:「パソコン(タブレット含む)」「テレビ」
- スマホ:「スマートフォン」
- アパレル:「女性向け衣料品」
- 化粧品:「スキンケア(化粧水・乳液)」「ファンデーション」「口紅」
※本調査は、弊社マーケティングシステム『ミーエル』に基づき調査・分析を行いました。また、カテゴリ分類については、TMALL(天猫)にて登録商品情報から判断しております。
パソコン(タブレット含む)部門
中国でも強いアップル製品。次に、Lenovo、Huaweiというランキングになっています。
シェア率
シェア率は以下の通りです。
テレビ部門
中国ブランド強し!という感じですね。
シェア率
テレビ部門におけるシェア率は以下の通りです。
スマートフォン部門
こちらも、パソコン・タブレットと同様に、アップル製品が1位を獲得しています。
シェア率
女性用衣料品
女性衣料品部門においては、中国国産ブランド(国潮)という傾向が、年々強くなってきております。
そこで、“国潮(ファッション)”を調査いたしました。結果は上記のようになっています。
シェア率
中国国産のファッションブランドは、“国潮”というキーワードが示すように、たくさんのブランドがひしめき合っていることが、以下のシェア率からもうかがえます。
化粧品カテゴリをミーエルで分析
今回の618キャンペーンでは人気カテゴリTOP3を逃してしまった化粧品カテゴリ。中国国産ブランドの台頭もありますが、海外ブランドが強いです。
スキンケア(主に化粧水・乳液)
まだまだ存在感を示す海外ブランドが多くありますが、シェア率が示す通り、多くのブランドがひしめき合っていることがうかがえます。ミーエルの調査では日本のブランドであるコスメデコルテがスキンケア部門では1位のシェアとなっていることが判明しました。
シェア率
ファンデーション
スキンケア商材と同様に、非常に多くのブランドがひしめき合っているのがうかがえます。
シェア率
口紅
スキンケアなどのカテゴリでは海外ブランドが強い傾向にはありますが、メイクアップのカテゴリでは中国国産ブランドの台頭が見受けられます。
シェア率
最後に
2021年の618セール人気カテゴリ別、ブランドランキングは以上となります。気になる商品やブランドがあった際には、ぜひミーエルで調べてみてください。下記よりお試し利用ができます。お気軽に活用ください。
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