ENJOY JAPANが提供するマーケティングシステム『ミーエル』を活用して、中国化粧品(コスメ)市場をカテゴリー別に売上ランキングを発表します。
【補足】中国マーケティングシステム『ミーエル』について
中国マーケティングシステム『ミーエル』は、アリババグループの天猫・天猫国際・タオバオのEC販売データ、Weibo(ウェイボー)、RED(小紅書)などのSNS・KOL(インフルエンサー)のエンゲージメントを分析できるツールとなります。
中国化粧品(コスメ)市場カテゴリー別ランキングを発表!
分析条件
対象ECプラットフォーム:アリババ(天猫・天猫国際)※対象プラットフォームから、タオバオは外しております。
対象期間
2021年1月10日~2021年2月9日
※旧正月を含まない通常期となります。
対象カテゴリー
- アイシャドー
- チーク
- 口紅(リップ)
- パウダー
ランキング基準
販売個数をもとに算出。(各50商品×4カテゴリー)
アイシャドー
アイシャドー部門においての販売数でトップは、「完美日記(Perfect Diary)」。
SNSでのコミュニケーション戦略が非常に優れており、SNSで成長した化粧品ブランドと言われております。また、『中国版ロレアル』が目標とも言われているところから、欧米化粧品ブランドを意識していて展開していますね。海外ブランド勢では、韓国ブランドが人気なのが特徴です。
【ミーエル検索結果(アイシャドー)】
【アイシャドー部門トップ50/ブランド別グラフ】
チーク
チーク部門の販売数トップは、圧倒的に「橘朵(Judydoll)」。
韓国ブランドを意識してブランド展開されているのが特徴的です。また、カラーバリエーションに強みをもっており、チークなどのカラーが特徴となる商品カテゴリーにおいては、このブランドが一歩リードという状況です。また、アイシャドー同様に韓国ブランドも根強い人気があります。
※キャンメイク(CANMAKE)のみセット販売の数字が含まれている為、参考数字となります。
【ミーエル検索結果(チーク)】
【チーク部門トップ50/ブランド別グラフ】
口紅(リップ)
中国化粧品(コスメ)市場において、強いポジションを気づく「完美日記(Perfect Diary)」がアイシャドーに続き、口紅(リップ)のカテゴリーにおいてもNo.1です。
ただし、口紅(リップ)カテゴリーについては、中国市場においては、赤を基調としたリップの人気が強く、ジョルジオアルマーニ、ディオールなどの海外ブランドもとても人気です。
一方で、日本ブランド勢が、なかなかこのカテゴリーでは、うまく中国市場においては攻略できていませんね。
【ミーエル検索結果(リップ・口紅)】
【リップ・口紅部門トップ50/ブランド別グラフ】
パウダー
中国コスメの代表格となる「花西子」。
他のカテゴリーでも常にトップ10にランキングしており、中国を代表するトップブランドです。彫刻をしているかのような芸術品みたいなデザインがとても特徴的です。
※キャンメイク(CANMAKE)のみセット販売の数字が含まれている為、参考数字となります。
【ミーエル検索結果(パウダー)】
【パウダー部門トップ50/ブランド別グラフ】
激変する中国の化粧品市場
2020年後半より、中国の化粧品市場は激変しており、その主な変化は、中国国産ブランドの台頭です。中国の化粧品市場で言えば、海外勢が強いことが、中国化粧品市場の特徴ではありましたが、2020年、その状況が様変わりしてきています。
特に、2017年ごろに中国ブランドが設立し、今回、各カテゴリーのTOPになっている『完美日記 Perfect Diary』『橘朵Judydoll』『花西子』は、まさに中国化粧品御三家。
中国市場を攻略する上では、いち早く情報を収集し、トレンドを把握することが非常に重要になってきます。中国市場の情報をリアルタイムでキャッチできる=中国市場攻略への第一歩です。
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