引用元:【快手短视频App】快手,记录世界记录你

今回は、中国短編動画アプリ「快手(kuaishou)」の概要と特徴やマーケティング活用方法をご紹介します。

快手(kuaishou)とは?

快手は「北京快手科技有限公司」が開発運営しているモバイル向けのショートビデオアプリ

です。
登場初期、快手はGIF画像編集・共有するためのモバイルアプリ「GIF快手」としてローンチされました。
その翌年にショートビデオアプリ「快手」にアップデートを行い、
現在は、中国本土版「快手」と国際版「Kwai」の2種類が存在します。
韓国やインド、ブラジルを中心に人気のアプリです。

※【外部リンク】【快手短视频App】快手,记录世界记录你

快手の主な特徴

快手引用元:【快手短视频App】快手,记录世界记录你

快手の画面は主に3つにわかれて表示されます。

 

  • フォロー(フォローしているユーザーの動画が見れます)
  • 発見(趣味や閲覧履歴を基に、アルゴリズム方式でおススメ人気動画が表示されます)
  • 近く(住んでいる場所、もしくは現在地の近くにいるユーザーの動画やライブが表示されます。)

 

また、ご存知の方も多いと思いますが中国では今ECライブが流行っています。
ECライブとは、インフルエンサー(KOL)がライブ配信しながら商品の販売を行うことです。
もちろん快手もライブコマースの機能があり、そこで活躍するインフルエンサーはECライブを頻繫に開催しています。

利用ユーザーの特徴

中国のショートビデオプラットフォームと言えば、「TikTok」を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は「TikTok(抖音)」が大流行するまでは、長期間に渡って「快手」が業界トップに君臨してきました。
2020年3月までの快手の月間アクティビティは4.43億人に達しました。
ユーザーの男女割合は、女性59%、男性41%で、バランスが取れています。
「TikTok」のユーザーは一、二線都市が多いのですが、快手のユーザーは二、三線都市に集中していて特に東北地方のユーザーが多いのが特徴です。
また、ユーザーの年齢割合としては、18~25歳の25.1%、26~30歳の23.1%、31~40歳の26.6%を占めています。
31歳~40歳、かつ二、三線都市のユーザーがコアユーザーになっているため、快手は「TikTok」よりも、もっと日常感があって、素朴な感じになっています。

この快手が得意としている地域のことを中国ビジネス界では「下沈市場」と呼ばれ注目を集めています。下沈市場について詳しく解説した記事は以下のリンクをご覧下さい。
関連記事:中国のビジネス界に新たに生まれた「下沈市場」とは?【3分でわかる】

快手のマーケティング活用方法

快手

引用元:【快手短视频App】快手,记录世界记录你

ライブコマース

中国で現在最も流行している販売方法の1つはライブコマースですが、快手にもライブコマースの機能があり、そこで活躍するインフルエンサーはECライブを頻繫に開催しています。
中でも快手で活躍するインフルエンサーの「辛有志(シン・ヨージー)は、3,000万以上のフォロワー数を持ち、タオバオLIVEで有名な「李佳琦(オースティン)」、「薇娅(ウェイヤ)」と同じく中国で大人気のセールスKOLです。

2020年のW11で彼の販売実績は総売上高が88億元(約1,392億円)となり、2019年よりも3.8倍も売り上げが伸びました。
ただし、辛有志は2020年のW11で、偽物の「燕窝(燕の巣)」を販売したことで中国中で大騒ぎになり、アカウントが停止される事態になりました。

企業公式アカウント

そして、快手では企業アカウントを無料で申請することも出来ます。
快手で企業アカウントを持つ日本企業はほとんどいないのですが、中国の企業だと、最近日本でも話題になっている化粧品ブランド「完美日記」「花西子」等が企業アカウントを所持しています。
企業アカウントもユーザーと同じように動画を投稿することが出来ます。例えば、中国の化粧品ブランド「完美日記」は、完美日記のコスメアイテムを使ってメイクするという「メイクテクニック」タイプの動画を投稿していたり、限定品がリリースされる際には、限定パッケージの紹介をしたり、その他ユーザーを飽きさせないように、恋愛・友情を描くストーリータイプの動画も投稿をするなどしています。

KOL、KOCなどのインフルエンサーの起用

また、快手は「TikTok」と同じように、KOLと呼ばれる影響力のある人気ユーザーが数多くいます。
「快手快接单」という快手の公式取引プラットフォームを通じて起用したいKOLを選び、商品やサービスを紹介する動画を投稿してもらうことが出来ます。

快手はいわゆる地方のユーザーが多いため、多くの中国企業は「TikTok」とは違うターゲットにリーチをするために使い分けをしています。

快手のビジネス面での状況

では、快手はビジネスとしてはどのような状況になっているのでしょうか。
2021年11月23日に快手は2021年第3四半期(7~9月)の業績を発表しました。
発表によると、
・売上高 205億元(約3,670億円)前年同期比+33.4%
・純損失 71億元(約1,270億円)
・DAU(デイリーアクティブユーザー)数 3.2億人 前年同期比+18%
・MAU(マンスリーアクティブユーザー)数 5.7億人 前年同期比+19.5%
・1日辺りの平均利用時間 約120分間 前年同期比+35%
と、赤字を出し続けながら売上もユーザー数も拡大を続けています。
それにしても1日の平均利用時間が120分とはかなりすごいことではないでしょうか?

売上の中で大きく占めている分野は50%を占める広告事業で、
売上高は前年同期比76.5%増の109億元(約1960億円)。

最近ライバルの抖音とともに力を入れているEコマース事業の流通取引総額(GMV)は、
前四半期比86.1%増の1758億元(約3兆1600億円)となり、今年9月までのGMV総額が4397億元(約7兆9170億円)となりました。

快手は越境ECにも力を入れており詳しくは下記で解説しています。
関連記事:快手の越境EC「快手進口店 」と出店・販売方法を解説

まとめ

中国向けのマーケティングにおいて、中国で流行っているショートビデオアプリは今や必要不可欠なツールになってきています。
快手は世界でも有名になったTikTok(抖音)と同じ機能のアプリではありますが、ユーザー層が異なります。
中国の経済成長に伴い地方経済も成長しております。快手はその地方のユーザーにアプローチをするために最も重要なアプリと言っても過言ではありません。

弊社では快手のインフルエンサー(KOL)を起用したプロモーションやライブコマース等、中国で主流になっているプロモーションをお手伝いしております。
中国の2線3線都市の開拓をご検討であればお気軽にご相談ください。

YouTube動画でも解説!

快手についてYouTubeでも違った視点から解説をしております。
【5分でわかる】「抖音(TikTok)」との比較で見えてくる「快手(Kuaishou)」の特徴を学ぼう!


この記事を書いた人

橋本-易珊

橋本易珊

日中のハーフで、13歳まで上海で育つ。新卒で日系企業に入社し、上海支社で勤務。日本に帰国するタイミングでENJOY JAPANに参画。中国の美容系情報に強く、常に流行と最新の情報をベースとした提案を 得意とする。彼女が運用するnoteアカウントも大好評運用中。 Noteアカウント:中国トレンド研究所@橋本  https://note.com/hashimotochan