韓国人観光客向けの販促施策やイベント企画をご検討される際に参考にしていただけるよう、月ごとのイベントや行事などを簡単にまとめました。

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韓国の年間イベントトピックス

日本とは異なるイベントがある月を中心に紹介していきます。

1月

韓国では旧正月を盛大に祝いますが、1月1日も新暦のお正月として祝日に制定されていて、日本と同様にカウントダウンイベントなどが行われます。2023年に国際基準である誕生日を基準に年齢を重ねていく「満年齢」が採用されましたが、韓国では「数え年」の考え方が深く根付いています。生まれた時を0歳として、1月1日を迎えるごとに韓国人全国民が、1歳年を取る数え方の考えのため、元旦は国民にとって、また年を取ったという感覚になる日です。

2月

旧正月(ソルラル)で1年のはじまりを祝い、当日と前後の2日あわせて、3日間前後が連休になります。旧正月は実家に帰るというのが本来ではありますが、若い世代になればなるほど、実家には少しだけ帰省して、長い休みを使って旧正月に旅行をしたりします。

韓国のバレンタインデーも日本と同様で、女性から男性にチョコレートやプレゼントを贈る風習があります。あらかじめ欲しいもの(主にネクタイや香水など)は何か聞いて贈ることが多く、ホワイトデーの半分程度の相場感のようです。
 また、入学式が3月に行なわれる韓国では、日本より1ヶ月早い2月に卒業式が行われます。

4月

 韓国では国会議員総選挙が4年に1度、大統領選挙が5年に1度行われ、選挙日当日は祝日に選定されます。韓国の若い世代の人は政治に関心を持ち、20代の投票率は65.3%という高い数字となっています。韓国の選挙では候補者の名前が既に印刷されているので、投票したい候補の欄に「卜」の文字の赤い判子を押す仕組みになっています。投票を終えた人はこのマークのスタンプを手に押してもらえます。韓国アイドルなど著名人も自身のインスタグラムに、この赤い判子を押した手や、マークを添えた写真を載せるなどし、投票済みであることをファンにアピールします。

5月

日本では「母の日」と「父の日」が別々にありますが、韓国では「両親の日」があり、2人に同時に感謝の意を表します。日本では贈り物で「現金」を贈るのは避けることが多いですが、6割強の韓国人が両親に現金を贈るなど、儒教の文化も相まって現金を渡すことは一般的となっています。

もう一つ日本にはない行事として、毎年5月15日の「先生の日」が挙げられます。毎日学校で顔を合わせる先生やかつての恩師を敬い、感謝を伝える日で、お世話になった人へ直接、感謝の気持ちを表します。花束や、ネクタイなどを贈ります。

また韓国の5月は結婚式シーズンです。日本よりもカジュアルで簡素な傾向にあり、披露宴もありません。服装も男女ともに日本よりカジュアルで、スーツを着たり、わざわざ結婚式に向けて洋服を新調したりすることはあまりなく、家にある一番おしゃれなものを着るレベルで参加します。

8月

8月は学生以外の社会人もヨルムヒュガ(夏休暇)といってまとまった休みをとることが多く夏季休暇のシーズンとなります。韓国は国土が狭く、国内旅行先の選択肢も少ないので日本を含む海外旅行に出掛ける人も多くいます。

9月

秋夕(チュソク)があり、多くの飲食店やショップが連休中は休業します。旧正月と同様で、実家に帰省する人もいれば、海外旅行に行く人もいます。日本ではお盆の時期に日頃お世話になっている人たちにお中元を贈る風習がありますが、韓国の秋夕でも同じような光景が見られます。百貨店や大型マートには特設売場が登場し、定番品の韓国牛や果物から乾物類、酒類、コーヒーや洗剤の詰め合わせなどがギフトとして並び、贈り物商戦が繰り広げられます。

11月

大学進学率約80%の超学歴社会の韓国では11月に、大学修学能力試験が実施されます。この試験結果によって大学やその先の将来が決まるとも言われていて、良い大学に行き、良い会社に就職しなければ、人生の負け組になる」という社会の風潮があるため、受験は本当に大変で本人はもちろん家族などもみんな応援をし、一番大切にしています。受験が終わると、ショップや映画館、テーマパークなどの各所で受験票を提示して割引のサービスが受けられます。

11月11日は「ペペロデー」とされ、日本でいうポッキーである「ペペロ」を親しい人に贈る日となっています。日本のポッキーの日とは違い、第2のバレンタインとも言われるほどの定番の記念日でバレンタインデーの時と同じで、コンビニやスーパーなどに特設会場が設置され、色んな種類のペペロが販売されます。

日本旅行トレンド

  • ブランド好きな韓国人の中でもセリーヌとモンクレールのダウンは日本で買った方が安くてお買い得だと言われているようで日本旅行の際に購入する韓国人も多いようです。
  • 韓国ではワインやウイスキーが流行していますが、国産のお酒は優遇されて安いものの、酒税が高いので海外のお酒などは記念日などのタイミングで飲むことが多いのが現状です。「角ハイボール」が人気ですが日本の3倍くらいの値段で販売されているため、訪日時に買う人も多く見られます。
  • 韓国の若者の間で日本の「おまかせ」レストランが人気を博しています。発音は日本語と同じですが、意味は高級和食レストランや、お寿司のコース料理を表していて韓国の若者の「贅沢」の象徴とされています。恋人と一緒にでかけ、SNSに写真と映像をアップロードして他人に自慢するまでがセットです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

韓国の文化やトレンドを見ていくと、主要なSNSや行事など日本と共通することも多い反面、「近くて遠い国」と呼ばれるように、隣国であっても文化や考え方、性格や国民性、など日本とは大きく違うことも多いことがお分かりいただけたのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

ENJOY JAPAN 編集部

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