株式会社三越伊勢丹
データ起点で戦略からクリエイティブ、広告運用まで一気通貫。海外顧客向けアプリ「MITSUKOSHI ISETAN JAPAN」を軸に、海外顧客体験の未来を描く
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フィリピンからの訪日観光客は年々増加しています。日本の観光業において重要な存在となっています。フィリピン人観光客は英語が通じやすく、SNSでの発信力が高い若年層やファミリー層が中心で、食や文化、ショッピングなどへの関心も非常に強いです。旅行中の体験をSNSで積極的に共有する傾向があり、自然な形で次の旅行者を呼び込む拡散力があります。
本記事では、フィリピン人観光客の特徴と購買傾向、効果的なPR戦略についてご紹介します。
目次
なぜ今、フィリピン人の観光客の集客が重要なのか?
フィリピンからの訪日観光客は年々増加しており、今や日本の観光業にとって欠かせない存在となっています。若年層やファミリー層が中心で、日本の文化や食、ショッピング、アニメなどへの関心が高く、消費意欲も旺盛です。英語が通じやすいことに加え、SNSでの情報発信力が強いため、訪日体験が広く拡散される傾向があります。これは、次の旅行者を呼び込む自然なプロモーション効果を生み出します。
さらに、リピーターも多く、地方観光や体験型コンテンツへの関心も高まっており、地域経済への貢献も期待できます。フィリピン人観光客は、単なる一時的な訪問者ではなく、継続的な関係性を築ける国際的な顧客層として、今後のインバウンド戦略において重要な役割を担っています。
フィリピン人観光客は、英語でのコミュニケーションが得意で、SNSを通じた情報発信にも非常に積極的です。旅先では、食や文化体験、ショッピングなどへの関心が高く、写真映えや限定性を重視する傾向があります。さらに、家族や友人と一緒に楽しむ旅行スタイルを好む特徴も。以下では、そんなフィリピン人観光客の特徴と購買傾向について詳しくご紹介します。
フィリピンでは英語が広く使われており、観光客の多くが英語での会話に慣れています。そのため、日本側が英語で案内や接客を行えば、スムーズに意思疎通が可能です。

特に英語での投稿が主流であるため、発信内容は国内外の幅広い層に届きやすく、国境を超えた情報拡散力を持っています。これは企業や観光地にとって、自然なプロモーション効果を生み出す大きなチャンスとなり、次の訪日客の呼び込みにもつながります。
フィリピン人観光客はSNSでの情報発信力が非常に高く、旅行中の体験をリアルタイムで投稿・共有する文化が根付いています。世界的にもSNS利用時間が長く、Facebook、Instagram、TikTokなどを活用して、日本での食事や観光地、アクティビティを積極的に発信しています。


2025年4月〜6月の訪日フィリピン人の旅行統計によると、年代比率に関しては、消費意欲の高いと言われる20〜40代が全体のおよそ4分の3を占めています。
また、同行者に関しては、同じく消費意欲の高いファミリー層が全体のおよそ半数を占めています。これらの傾向から、訪日フィリピン人観光客は購買力の高い若年〜中年層とファミリー層を中心に構成されていることが分かります。

2025年4月〜6月の訪日フィリピン人の旅行統計によると、食事やテーマパーク、美術館などの都市型レジャー施設への関心は依然として高い一方で、四季の体感や自然体験ツアーといった体験型コンテンツへの関心が大きく伸びていることが分かります。
特に、日本ならではの気候や季節の移ろいを楽しむ活動が注目されており、従来の消費行動からコト消費へのシフトが進んでいる様子がうかがえます。

2025年4〜6月の訪日者の中で、37%が初来日で、リピーターが約63%でした。
リピーターは、企業にとって安定した集客が見込める重要な顧客層です。同期間の売上増加にもつながり、継続的な価値を生みます。リピーターは、より深い体験や高品質な商品を求めるため、サービスの改善や商品開発のきっかけにもなり、地方への訪問も増えることで経済効果も拡散する傾向があります。さらに、ブランドへの信頼が高まり、越境ECやSNSでの情報拡散も進むことで、長期的な関係構築にもつながります。
フィリピン人観光客は、訪日前からスマートフォンを活用して情報収集を行う傾向が強く、SNSや検索エンジンを駆使して旅行先の体験を調べます。InstagramやFacebook、TikTokなどのプラットフォームでは、インフルエンサーの投稿やハッシュタグを通じて、リアルな旅行情報を取得するのが一般的です。
英語が公用語であるため、英語対応のウェブサイトやレビュー、動画コンテンツが特に重視されます。TripAdvisorやKlookなどのレビューサイトも活用され、事前に比較・予約を済ませるスタイルが定着しています。
また、他の旅行者の口コミや評価を参考にすることで、安心感のある選択を好む傾向があり、情報収集と同時にSNSでの発信も積極的に行われます。

Meltwater社が2025年2月に行った調査によると、フィリピン人がもっとも使用する時間が長いSNSアプリは、1位がFacebook、2位がMessenger、3位がTikTok、4位がInstagram、5位がTelegramという結果でした。
YouTubeはSNSには含んでおりませんが、YouTubeは動画視聴サイトでは最も多く利用されています。
また、以下のような購買傾向があげられます。
フィリピン人観光客の関心や行動特性を踏まえたPR戦略を実施することで、より高い集客効果を得ることができます。SNSを活用した発信や、インフルエンサーとの連携、体験型キャンペーンなどは特に効果的です。以下では、フィリピン市場で成果を上げるための具体的なPR手法についてご紹介します。
着物フォト、限定スイーツ、観光スポットでの特別体験などのフィリピン人観光客がシェアしたくなるコンテンツを用意。体験写真や動画を指定したハッシュタグで投稿すると、オリジナルグッズや次回旅行割引クーポンをプレゼント。
SNS上で自然に拡散され、新規訪日層へのリーチとリピーター獲得を同時に狙うことができます。
事例
栃木県「#TochigiLove」
観光スポットや特産品の写真・動画をハッシュタグ投稿すると特典がもらえるキャンペーン。SNSで拡散され、新規観光客の関心を喚起。
フィリピンで影響力のあるインフルエンサーを起用し、日本体験をSNSでリアルタイム発信。英語字幕付きの動画やライブ配信を通じて、「英語で安心して楽しめる日本」を訴求。インフルエンサーのフォロワーが同時にキャンペーン情報や特典を知ることで、訪日意欲の喚起と信頼性の強化を狙うことができます。
また、日本在住でフィリピンに影響力を持つインフルエンサーを活用することで、予算を抑えつつ効果的なPRが実現できます。
事例
日本体験をリアルタイム発信
ライブ配信や動画投稿で日本体験をリアルタイム発信。フォロワーへの情報伝達と信頼性向上で訪日意欲を喚起。
フィリピン人観光客は、旅先での体験をSNSで積極的に発信し、次の旅行者を自然に呼び込む拡散力の高い旅行者層です。英語での情報収集力とSNSでの拡散力を活かし、日本の文化・自然・人とのふれあいを積極的にシェアすることで、次の訪日客を呼び込む力を持っています。特に、家族や友人との絆を重視するフィリピン文化において、「誰かと一緒に楽しめる体験」や「思い出を共有できる仕掛け」が、消費行動の大きなきっかけとなります。
まずは、自社の魅力を「フィリピン人が誰かに紹介したくなるか」という視点で見直し、英語対応・SNS連動・限定性のある体験設計を通じて、旅の”語りたくなる瞬間”を創り出すことが、継続的な集客への第一歩です。
「何から始めるべきか分からない」「社内でどう説明すればいいか悩んでいる」
そんな段階からでも大丈夫です。
現状やご予算感を伺ったうえで、貴社にとって現実的な選択肢をご一緒に整理します。
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