株式会社三越伊勢丹
データ起点で戦略からクリエイティブ、広告運用まで一気通貫。海外顧客向けアプリ「MITSUKOSHI ISETAN JAPAN」を軸に、海外顧客体験の未来を描く
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訪日アメリカ人をはじめとする外国人観光客の集客を強化したい企業にとって、「英語レビューの増やし方」と「Googleマップでの評価対策」は、今や最優先で取り組むべきデジタル施策のひとつです。
2025年の訪日外国人数は過去最高の4,268万人を記録し、旅行消費額は9兆4,559億円に達しました。しかし、この巨大市場の恩恵を受けられるかどうかは、訪日外国人が店舗を選ぶ決め手とする「口コミ」の数と質にかかっています。
本記事では、訪日外国人のレビュー対策情報を探している方に向けて、アメリカ人旅行者の口コミ行動の特徴から、Googleビジネスプロフィールの整備、英語レビューを自然に増やす仕組みづくり、低評価レビューへの対処法まで、実践的な攻略方法を体系的に解説します。
目次
訪日観光客へのマーケティングをお考えですか?
訪日アメリカ人の集客を左右する「英語レビュー」。まずはなぜ今これほど重視されているのか、その背景にあるGoogleマップの存在感と、口コミが来店の意思決定に与える影響から見ていきましょう。
SQ Magazineの調査(2026年2月)によると、Googleマップは2026年初頭に世界アクティブユーザーが20億人を突破し、前年比約6%の成長を続けています。世界のデジタルマップにおけるシェアは67〜70%に達しており、訪日アメリカ人が使う地図アプリの標準となっていることが分かります。
アメリカ市場では特にその傾向が顕著で、スマートフォンユーザーの75%以上が週次でGoogleマップをナビゲーションやローカル検索に利用しているというデータがあります。
訪日外国人は旅行前から旅行中まで口コミを頼りに行動します。旅行中の「near me」検索では星評価と口コミ件数で入店を判断しており、評価4.5で口コミ2件の店舗より、評価4.2で口コミ200件の店舗のほうが選ばれやすい傾向にあり、口コミの「件数」が安心感を大きく左右します。
口コミ本文に含まれる「delicious ramen」「great sushi experience」のようなキーワードをGoogleは評価しており、関連する英語検索で表示されやすくなります。英語レビューを増やすことはMEO(マップエンジン最適化)とSEO(検索エンジン最適化)の双方に直結する、最もコストパフォーマンスの高いインバウンド施策の一つです。
英語レビューを増やす前に、まず見つかるための土台を整えることが先行です。
英語レビューを増やす前に欠かせないのが、そもそも「英語圏の旅行者に見つけてもらえる」土台づくりです。ここでは、Googleビジネスプロフィールを英語対応させる際に押さえておきたいポイントを整理します。
英語レビューを増やす前に、そもそも「英語圏の旅行者に見つかる・安心してもらえる」状態になっているかを確認することが先決です。以下のチェックリストを参考に整備しましょう。
なお、レビューへの返信が6時間以内の事業者はエンゲージメントが38%増加し、最適なパフォーマンスを得るためのターゲット返信時間は4時間以内とされています。英語レビューへの迅速な返信は、アルゴリズム上の評価にも影響します。
Googleビジネスプロフィールは、訪日外国人が検索やGoogleマップで店舗を見つける際の最も基本的な情報源となる場所です。このプロフィール情報を英語や中国語、韓国語など多言語で整備しておくことは、口コミ投稿を促す上でも重要です。
英語の口コミ対策を進めるうえで、訪日アメリカ人が実際にどのサービスで店を探し、評価しているのかを知っておくことは欠かせません。ここでは特に利用者の多い3つの口コミプラットフォームを紹介します。

アメリカ市場では、信頼性と利便性を重視し、比較的メジャーなグローバルプラットフォームが利用されます。最も一般的に利用される情報源はGoogleマップ・Googleレビューで、検索から店舗情報、レビューまで一元的に参照されます。
Googleビジネスプロフィール(GBP)にオーナー登録すれば口コミへの返信や写真の追加が無料で行え、口コミが5件以上になると検索結果に星評価が表示されて視認性が大幅に向上します。インバウンド口コミ対策はまずGBPの整備から始めるのが鉄則です。

TripAdvisorは月間4億人以上のユーザーを抱える世界最大級の旅行口コミサイトで、特に欧米旅行者に深く浸透しています。Googleマップの口コミが数行で済まされがちなのに対し、TripAdvisorでは食事内容やサービスの質まで詳しく書き込まれ、この詳細な口コミが次の訪日客の来店判断に強く影響します。
また、TripAdvisorでは世界中の旅行者から高評価を得た施設に「トラベラーズチョイス(Travelers’ Choice)」の称号を授与しており、この称号は上位10%に入る人気施設の証として公式に認定され、該当店舗にはシールやデジタルバッジが提供されます。
店頭にこのTripAdvisorの認定シールが貼ってあると、外国人も信頼できる店という確証が持てるので来店の決め手になることも多いです。

日本国内での知名度はそれほど高くありませんが、アメリカやカナダ、オーストラリアなどからの訪日外国人にとっては、非常に馴染みのある口コミプラットフォームです。特に英語圏の旅行者は「GoogleよりYelpの方が信頼できる」と感じている人もおり、滞在中の飲食店選びやサービス評価の際に積極的に利用しています。
Yelp上に店舗を登録し、英語での基本情報や写真を整備することで、外国人からの口コミが増えやすくなります。
プラットフォームの土台を整えたら、次はいよいよ英語レビューを「増やす」段階です。お客様に無理なくクチコミを残してもらうための、現場で実践できる仕組みづくりを紹介します。
外国人観光客にクチコミをお願いするとき、「投稿ページへの誘導」が面倒だと離脱されてしまいます。そこでおすすめなのが、GoogleクチコミのURLをQRコードにして、店内や会計時に提示する方法です。
具体的には、会計時に渡すサンキューカードやレシートにQRコードを印刷し、英語で「Did you enjoy your experience? We’d love to hear from you!」と添えるだけで投稿率が大幅に向上します。
体験の直後や帰国してすぐは、感動や印象が鮮明なタイミングで「誰かに共有したい」という気持ちが強く、口コミ投稿につながりやすいです。逆に時間が経つと感情が冷め、日常に戻ることで投稿されにくくなります。
宿泊施設であればチェックアウト時、体験型アクティビティであれば終了後その場で、飲食店であれば会計のタイミングで依頼するのが最も効果的です。
英語が堪能なスタッフがいなくても、シンプルなフレーズをカード化しておけば対応できます。
「Thank you for visiting! Could you share your experience on Google? It helps us a lot.」
「We’d appreciate a review on Google Maps. Here’s a QR code!」
スタッフが直接声をかけることで、口コミ依頼の成功率は大幅に高まります。
SNSを活用したハッシュタグキャンペーンは、口コミ収集と同時に宣伝効果も期待できます。多言語対応の専用ハッシュタグを作成し、投稿者に特典を用意することで参加のモチベーションを高めます。
Instagramへの投稿を促すフォトスポットを設置し、写真映えする体験の「見せ場」を意図的につくることも、英語レビューやSNS投稿の自然増につながります。
レビューは集めて終わりではありません。寄せられた口コミにどう向き合うかが、その後の集客力を大きく左右します。ここでは高評価・低評価それぞれへの対応の考え方を解説します。
①次の旅行者への強力な安心材料になる
SQ Magazineのデータによると、潜在顧客の97%がレビューへの返信を読んでいます。返信を見た次のアメリカ人旅行者は「このお店は外国人の声に向き合っている」と判断し、来店への心理的ハードルが下がります。
②Googleのアルゴリズムへの好影響
返信の中に「sushi in tokyo」など関連キーワードを自然に含めることで、関連する英語検索でのMEO効果も高まります。
③リピーター獲得に繋がる
丁寧な返信を受けたアメリカ人旅行者は「また来たい」という気持ちが高まります。返信は来店時以外のタイミングで信頼関係を深める絶好の機会です。
Googleのポリシーに違反する口コミ(虚偽の内容やスパムなど)であれば、報告して削除を依頼できます。ただし、単に評価が低いだけでは削除対象にはなりません。低評価には丁寧に返信し、改善姿勢を示すことが最善の対応です。
Googleは2025年に1億7,000万件以上の不正レビューを削除しており、これは前年比38%増という数字です。プラットフォーム側の品質管理が年々厳格化しているなか、自社の正当なレビューを着実に積み上げることの重要性はさらに増しています。
低評価レビューを放置した場合のリスクは大きく、次のような悪循環を招きます。
低評価レビューへの無返信 →「顧客の声を無視する店」という印象 → Googleマップでの検索順位低下 → 露出機会の減少 → 新規来店者の減少 → 高評価レビューが積み上がりにくくなる
低評価の内容を分析することで新たな課題が見えてくることも多く、サービス改善の貴重な情報源として活用できます。
QRコードの設置や声かけを始めてから口コミ件数に変化が見えるまで1〜2ヵ月が目安です。件数の増加に伴いGoogleマップでの検索順位にも好影響が現れ、3〜6ヵ月で来店数の変化を実感できるケースが多いです。以下のPDCAサイクルを月次で回すことが、継続的な成果につながります。
訪日アメリカ人をはじめとする英語圏の旅行者を集客するうえで、Googleレビューの英語口コミ対策は「最も費用対効果の高いインバウンド施策」のひとつです。取り組みの優先順位は以下の通りです。
デジタル上での英語口コミが積み上がるほど、訪日アメリカ人が「この店は安心だ」と判断しやすくなり、来店→高評価口コミ→次の来店という好循環が生まれます。広告費をかけずに集客力を上げるこの施策を、ぜひ今日から始めてみてください。
訪日観光客へのマーケティングをお考えですか?
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現状やご予算感を伺ったうえで、貴社にとって現実的な選択肢をご一緒に整理します。
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