株式会社三越伊勢丹
データ起点で戦略からクリエイティブ、広告運用まで一気通貫。海外顧客向けアプリ「MITSUKOSHI ISETAN JAPAN」を軸に、海外顧客体験の未来を描く
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海外市場への進出を目指す日本企業は、コロナ以前の訪日客数が年々増加していて、距離が近い、親日として有名、日本の文化を受け入れる土壌が出来上がっている、などの理由で足がかりとして台湾市場を選ぶことが多いようです。ただし、交流が深い日本と台湾の間でも、考え方、価値観とネット事情などには当然ですが日本との違いが多くあります。
今回は台湾でPRするときに一番重要とされるネットやSNS事情について説明します。台湾向け越境ECや、訪日インバウンドのプロモーションを検討されている方は、是非ご一読ください。
目次
最新の調査データ(datareportal.com)をもとに、台湾で利用されているSNSをランキング形式でご紹介します。


第1位:LINE 90.2%
第2位:Facebook 81.8%
第3位:YouTube 76.8%
第4位:Instagram 63.4%
第5位:Messenger 54.9%
第6位:TikTok 37.5%
第7位:Threads 35.2%
第8位:X 27.6%
第9位:WeChat 21.4%
第10位:iMessage 14.9%
台湾ではLINE・Facebook・YouTube・Instagramの4サービスが特に強く、SNS環境の中心となっています。

台湾においてLINEは日本に近い使われ方をしており、単なるメッセージアプリというよりも生活インフラに近い存在として定着しています。
友人や家族との日常的な連絡はもちろん、職場のコミュニケーションや学校の連絡網など、あらゆる場面で利用されており、多くの台湾人にとって「連絡手段=LINE」という感覚が一般的です。
スマートフォンを持つ人のほとんどがLINEをインストールしているため、最も利用率の高いSNSとなっています。
台湾ではLINEの企業・店舗向け公式アカウントの活用も非常に進んでいることが特徴です。
多くの企業がLINE公式アカウントを運用しており、ユーザーは友だち登録をすることでクーポンやキャンペーン情報を受け取ることができます。
また、予約受付や問い合わせ対応、ポイントカード機能などをLINE上で完結させる店舗も多く、LINEはマーケティングや顧客管理のツールとしても広く活用されています。

台湾では、Facebookは現在でも主要な情報収集プラットフォームの一つとして強い影響力を持っています。
特に30代以上のユーザー層では、日常的にFacebookをチェックする人が多く、生活の中に深く浸透しています。
台湾のFacebookの特徴として挙げられるのが、Facebookグループ文化の強さです。
台湾では地域ごと、趣味ごと、テーマごとに多数のグループが存在しており、ユーザーはグループを通じて情報交換を行っています。
例えば、旅行情報、グルメ情報、子育て情報、フリーマーケット、地域のイベントなど、さまざまなテーマのグループが活発に運営されています
台湾におけるFacebookは、コミュニティ形成や情報共有のプラットフォームとしての役割が非常に大きいサービスです。
特に地域密着型の情報や口コミが集まりやすいため、台湾市場に向けて情報発信を行う場合には、Facebookを活用したコミュニティマーケティングも有効な手法といえるでしょう。

YouTubeは単なる動画視聴サービスではなく、検索エンジンのような役割を持つプラットフォームとして利用されています。
ユーザーは何かを調べる際、Google検索だけでなくYouTubeで動画を探し、実際の映像を見ながら情報収集を行うことが多いのが特徴です。
特に商品レビューやガジェット紹介、飲食店レビュー、観光地紹介など、実体験をもとにした動画コンテンツが人気を集めています。
文章や写真だけでは分かりにくい現地の雰囲気を動画で確認できるため、旅行計画の参考としてYouTubeを活用する人が多いのです。
また、台湾ではYouTuberの影響力も大きく、人気クリエイターが紹介したレストランや観光地が話題になることも少なくありません。
このようにYouTubeは台湾において、エンタメと情報収集の両方を担う重要なプラットフォームとなっています。

Instagramは若年層を中心に利用されている主要SNSの一つです。
特に20〜30代のユーザーの利用が多く、日常の出来事やライフスタイルを写真や動画で共有するプラットフォームとして定着しています。
台湾では視覚的に魅力のあるコンテンツが好まれる傾向が強く、Instagramはその特性と非常に相性の良いSNSといえます。
台湾のユーザーは「写真映え」や「雰囲気の良さ」を重視する傾向があり、旅行先や飲食店を探す際にInstagramの投稿を参考にする人も多く見られます。
実際に、観光地やカフェをInstagramで検索し、位置情報やハッシュタグをたどりながら行きたい場所を探すという行動は台湾でも一般的です。
また近年は、リール動画やストーリーズを活用した短い動画コンテンツの利用も増えています。
インフルエンサーによる旅行紹介やグルメ紹介の投稿は多くのユーザーの関心を集めやすく、Instagramは台湾において旅行や飲食、観光情報を発見するための重要なSNSとしても機能しています。

Messengerは、Facebookに付属するメッセージアプリであり、台湾ではFacebookの普及とともに広く使われてきました。
Facebookの友人と直接チャットができるため、SNS上のコミュニケーションツールとして自然に利用されるケースが多く、特にFacebookを頻繁に利用するユーザーの間では日常的に使われています。
台湾ではビジネス用途でMessengerが使われることもあり、Facebookページを運営している店舗や企業がユーザーからの問い合わせ対応をMessengerで行うケースも多く見られます。
ユーザーはFacebookページから直接メッセージを送ることができるため、飲食店やショップへの簡単な質問、予約の問い合わせなどに活用されています。
ただし、台湾ではLINEが非常に強いコミュニケーションツールとして普及しているため、日常の連絡手段としてはLINEを優先するユーザーが多い傾向にあります。
そのためMessengerは、LINEの代替というよりも、Facebook利用者同士の連絡や店舗への問い合わせなど、特定の用途で使われるメッセージツールとして位置づけられています。

台湾ではTikTokは、主に若年層を中心に利用されている短尺動画SNSとして広く認知されています。
特に10代〜20代のユーザーの利用を中心にエンターテインメント性の高い動画が多く、ダンス動画や日常の面白い出来事、チャレンジ動画などが拡散されやすいのが特徴です。
最近では、単なる娯楽だけでなく情報収集の手段としての利用も増えている点が注目されています。
特にグルメ紹介や旅行スポットの紹介動画は人気が高く、実際に訪れた場所の雰囲気や料理の様子を短時間で確認できることから、若い世代が外出先や旅行先を探す際の参考としてTikTokを利用するケースも増えています。
また、TikTokはアルゴリズムによるレコメンド機能が強く、フォローしていないアカウントの動画でもユーザーの興味に合わせて表示されるため、短期間で多くのユーザーに動画が拡散される可能性があります。
そのため、台湾でも若年層向けのプロモーションやトレンド発信の場として注目されており、エンタメ性と拡散力を兼ね備えたSNSとして影響力を拡大しています。

ThreadsはMetaが提供するテキスト中心のSNSで、Instagramと連携して利用できる点が特徴です。
台湾ではサービス開始直後から比較的多くのユーザーが登録し、特にInstagramを日常的に利用している若年層を中心に普及が進みました。
台湾におけるThreadsの投稿内容は、日常の出来事や簡単な意見、ニュースへのコメントなど比較的カジュアルなテキスト投稿が多く、写真や動画よりも短い文章によるコミュニケーションが中心です。
Instagramが写真や動画中心のSNSであるのに対し、Threadsはテキストで気軽に発信できる場として利用されています。
台湾では以前からX(旧Twitter)の利用者も一定数存在しますが、Instagramユーザーが多いことから、Threadsはその延長として使われるケースも見られます。
そのため、台湾ではThreadsがInstagramと連動したテキストコミュニケーションの場として位置づけられており、日常的な発信やトレンドの共有を行う新しいSNSとして徐々に利用が広がっています。

台湾におけるX(旧Twitter)の利用率は約3割弱で、日本と比べると利用者はやや限定的です。
日本では日常的なコミュニケーションや雑談、トレンド共有の場として幅広い年代に使われていますが、主に特定の関心を持つユーザー層が利用する傾向があります。
台湾でXを利用しているユーザーには、テクノロジー業界の関係者やIT分野に関心の高い人、国際ニュースや政治動向を追う人などが多く見られます。
また、海外の著名人や企業アカウントが多く活動していることから、国際的な情報を得るためのツールとして活用されることもあります。
一方で、台湾の一般ユーザーが日常の出来事や友人との交流をSNSで共有する場合は、FacebookやInstagram、LINEなどを利用するケースが多く、Xはそれらのほど日常的に使われるプラットフォームではありません。
そのため台湾では、Xは「生活SNS」というよりも、ニュースや専門情報を追うための情報収集型SNSとしての側面が強いサービスといえます。

WeChatは中国発のメッセージ・SNSアプリですが、台湾でも一定数のユーザーに利用されています。
ただし台湾ではLINEが圧倒的なコミュニケーションツールとして普及しているため、一般的な日常SNSとして広く使われているわけではありません。
台湾でWeChatを利用する主なユーザーは、中国と関わりのある人々です。
例えば、中国企業と取引のあるビジネス関係者や、中国本土に住む友人・知人と連絡を取る必要がある人などがWeChatを使用しています。
さらに、中国を訪れる台湾人が現地での連絡手段としてWeChatを利用する場合もあります。
中国ではWeChatがメッセージアプリとしてだけでなく、決済や各種サービスと連携したスーパーアプリとして機能しているため、中国滞在中に便利なツールとして使われることもあります。

iMessageはAppleが提供するメッセージサービスで、iPhone・iPad・MacなどのAppleデバイス間で利用できるチャット機能です。
台湾はiPhoneの利用率が比較的高い地域であるため、一定数のユーザーがiMessageを利用しています。
ただし、台湾ではLINEが主要なコミュニケーションアプリとして広く普及しているため、日常的な連絡手段としてiMessageが中心になるケースは多くありません。
台湾におけるiMessageの主な使われ方は、iPhoneユーザー同士の簡単なメッセージのやり取りです。
連絡先の電話番号がそのまま使えるため、LINEなどのアプリを交換していない相手とメッセージを送る際に利用されることがあります。
また、海外とのSMS通信の代替として使われるケースもあり、Appleデバイス同士であればインターネット経由で無料メッセージを送れる点が特徴です。
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ランキングデータから見えてくる、台湾のSNS環境における3つの大きな特徴を解説します。
台湾のSNS環境で最も特徴的なのは、LINEの利用率が90%を超えていることです。
台湾ではLINEが単なるメッセージアプリではなく、
など、生活インフラとして利用されています。
そのため、「使っている人の割合」という観点ではLINEが1位になります。
世界的には若年層の利用が減少しているFacebookですが、台湾では依然として強い影響力を持っています。
利用率は81.8%で、2位となっています。
台湾ではFacebookが
などの用途で広く使われており、情報収集ツールとしての役割が大きいのが特徴です。
Instagramの利用率は63.4%で4位です。
台湾では特に
などの情報収集でInstagramが活用されています。
写真や動画で観光地の雰囲気を確認できるため、旅行計画の段階で使われるSNSとして重要な存在です。
訪日観光のプロモーションにおいても、台湾市場ではInstagramが非常に有効とされています。
今回のデータでは、SNS利用率ランキングとは別に「SNSアプリ利用指数(Active User Index)」という指標も公開されています。
この指標は「スマートフォンアプリが実際にどれだけ利用されているか」を測るデータであり、Facebook、YouTube、LINE、Instagramの順で上位に並びます。
つまり台湾では、利用者数ではLINEが1位ですが、実際の利用量ではFacebookやYouTubeも非常に強い、というSNS構造になっています。
台湾市場に向けた情報発信では、SNSの役割を理解することが重要です。
一般的には次のような使い分けがされています。
特に観光や飲食などの分野では、InstagramとFacebookを中心とした情報発信が効果的とされています。
台湾のSNS環境は、LINE、Facebook、YouTube、Instagramの4つが中心となっており、その上で、TikTokやThreadsなどの新しいSNSが利用を拡大しています。
台湾向けのマーケティングでは、利用者数だけでなく、実際の利用量やSNSの役割を理解することが重要です。
SNSの特性を踏まえた情報発信を行うことで、より効果的に台湾のユーザーへアプローチできるでしょう。
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そんな段階からでも大丈夫です。
現状やご予算感を伺ったうえで、貴社にとって現実的な選択肢をご一緒に整理します。
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