小紅書(RED)とは?中国のリアル美容系情報が集まるアプリ

今回は、中国のすべての美容系情報が詰め込まれていると言われているアプリ「小紅書(RED)」についてご紹介します。

小紅書(RED)とは?

小紅書(通称RED BOOK)とは、2013年に毛文超と瞿芳によって設立された行吟信息科技有限公司という会社が手掛けるアプリです。

※【外部リンク】小红书_标记我的生活

2021年2月時点では、アプリの登録ユーザー数3億人、月間アクティブユーザー数1.3億人

を超え、中国人女性で知らない人はいないと言われる超有名アプリです。

日本人がなじみ深いサービスで例えると「進化したInstagramに規模が小さめのamazonがくっついてる」というイメージでしょうか。
元々は化粧品の口コミアプリとしてスタートをしたこともありユーザーの8割以上を女性が占めており、さらに都市部に住む所得の高いユーザーが中心という特徴があります。
その投稿内容は、化粧品やファッションの情報はもちろんですが、今では旅行や観光情報、ダイエット情報、エクセルの使い方など、幅広く様々な情報が投稿されています。
そのためか、百度などの検索エンジンを使わずに、小紅書で関心事や知りたい内容を検索するユーザーが多くいます。

「チャイナコスメ」が日本の若い女性の間で人気となっていることもあり、小紅書にアカウントを開設してチャイナコスメの情報をチェックしたり、自ら情報を発信したりする日本人女子も増えてきているようです。
家電業界やゲーム業界で見られている中国のサービスの日本進出は、このようなところでも見られるようになっています。

小紅書(RED)の特徴

上記の画像はTOP画面です。
このTOP画面に出てくるコンテンツは、小紅書のアルゴリズムによって一人一人違うコンテンツが表示されるようになっています。
このアルゴリズムは、投稿後24時間以内のいいねやお気に入り追加などの反応を重視しており、この間の反応が良いとされれば小紅書からその投稿に興味がありそうなユーザーのTOPページに表示をされることになります。
そのため、「フォロワー数が多ければ表示される確率が高くなる」という訳ではなく、

実際にフォロワー数が少ない人が、とある一つのコンテンツだけ異様にページビュー数が伸びる

ということが多くあります。

もちろん、個人の利用だけでなく、企業のアカウントも数多く存在します。

小紅書(RED)の企業利用例

上記は、中国の大人気コスメブランド「完美日記(Perfect Diary)」の公式アカウントです。

公式アカウントを開設した企業は、自分たちで発信したい情報や、実際に使用したユーザーの口コミ、EC機能を一つのアカウントの中で運用

しています。

InstagramにもEC機能は付いていますが、購入はそれぞれの出店企業のページへの外部リンクとなっています。
比較して小紅書は情報収集から購入までが小紅書内で完結するため、ユーザーにとってはストレスなく買い物することができます。
冒頭で、小紅書は「進化したInstagramに規模が小さめのamazonがくっついてる」と例えた意味が、お分かりいただけましたでしょうか?

また、小紅書は特に美容系商材を扱う企業にとっては必須のマーケティングプラットフォームとなっており、最新の広告活用方法などについては以下の記事で紹介しています。

 

小紅書(RED)のビジネス背景

少しビジネス目線のお話で、開発元である「行吟信息科技」という会社の面白いところをご紹介します。
急成長を遂げた多くの中国ベンチャー企業は、アリババかテンセントかの資本が入ることが多く、例えばアリババの資本が入ったらアリババの影響力が強くなり、逆にテンセント系のサービスとは連携が難しくなるという傾向にあります。
しかし、行吟信息科技はアリババとテンセントの両方の資本が入り、かつ株数が同数のため両社とバランスよくお付き合いをしてきた会社です。

なぜ「してきた」という過去形の表現をしたのかというと、まだテスト段階のようですが、
2020年9月に小紅書のライブ配信「小紅書直播間」からアリババ傘下のECモール「淘宝」へのリンクができるようになったからです。

それまでの小紅書は、自社でECモールを展開していることもあり、他のECモールを始めとする全ての外部へのリンクを貼ることができませんでした。
しかし、天猫や京東を始めとする大手ECプラットフォームの販売力が強すぎるため、新規参入になる小紅書は思ったほどECで売上を上げることが出来ず、結局自社だけでEC機能を簡潔させるのに限界を感じたため、このようなテストがスタートしたのではないかと言われています。
だからと言って、小紅書も自分たちでEC機能を持つことを諦めたということではないようなので、今後どのように進化をしていくのか注目されています。

youtube動画でも解説!

今回のコラムは、youtubeでアニメーション動画でもご覧頂けます。
5分程度ですので、通勤の行きかえりなどでもお楽しみ頂けます。
併せてぜひご確認ください!


【株式会社ENJOY JAPANチャンネル】

この記事を書いた人

瀧澤-慧

瀧澤慧

一貫して営業畑を歩み、前職の広告代理店でインバウンド事業部を立ち上げ目標売上300%を達成し、その実績を買われ2016年にENJOY JAPANに参画。クライアントはドラッグストアとメーカーが多く、徹底してクライアントの売上向上に尽力してきた結果、一度担当したクライアントは必ずと言っていいほどリピートしていく。